こんにちはアルカトラスです。
大分遅れましたが、1月初めにシアトルで開催されたスーパーサンデーシリーズの本戦に参加してきました。
今回はそのレポートになります。
大会全体としては、斎藤慎也選手が優勝、永井守選手が4位入賞されたことをご存知の方は多いと思います。
斎藤選手にはプロツアーナッシュビルの出場権利も与えられたということで、喜ばしい限りです。
かくいう私はというと、オポが足りず10位という結果で終わってしまいました。一応500$の賞金こそ手にしましたが、ドラフト、モダン共にそれなりの時間を練習に割いていたため、悔しい気持ちが大きかったです。
とはいえ得るものも多かったですし、何より非常に楽しかったため、後悔は一切ありません。
今回で同大会の開催は最後となってしまいましたが、もしまた開かれることがあれば是非参加したいと思います。
以下、詳細なレポートとなります。
非常に長い上に大したことは書いてないので、読み飛ばしてもらって結構です。
金曜日の夕方に発ち、金曜日の昼に着く便でシアトルに到着。
アメリカに行く時は時差の関係で時間が巻き戻るという不可思議な現象に遭遇します。
APCが導入された空港では入国審査がスムーズに終わるため、到着してから30分とかからずに空港の外まで出られます。
他の日本人プレイヤーを待ちながら(初めてESTAを使って渡航した際は入国に時間がかかります)、飛行機に乗っている間に公開された霊気紛争のフルスポイラーをチェックしていると何やら欠片の双子のようなコンボがあってびっくり。
最終日のプレプレリに向けてリミテ視点で目を通していると緑が結構強そうだと感じました(実際強かったです)。
日本人プレイヤー達と合流後、ホテルへ。
その後、夕方の受付時間まで少し時間があったためセーフコ・フィールドへ。
見学ツアーの時間には残念ながら間に合いませんでしたが、かなり広いチームストアで買い物をして、個人的には大満足でした。
そうこうしているうちに程良い時間となったため、会場のウィザーズ本社へ移動。
ドラフトセットを貰い、そこらへんにいる人たちとドラフト。
赤白を組んで1-1でした。
フリーのドリンクがあったり、卓球台があったり、ボードゲームがあったりとマジック以外にも至れり尽くせりでした。
夕食のピザを食べた後はホテルに戻ってロビーでチームドラフト。
途中で眠くなったので就寝。
翌日土曜日、本戦の日程がスタート。
ドラフトが3ラウンド、モダンが4ラウンドの計7ラウンドを行い、上位8名が翌日のトップ8ドラフトに進みます。
まずはカラデシュドラフト。
1パック目で緑を主張していたら、遅い順目で《ダッカラの孔雀》が2枚流れてくる展開。
青が空いていそうだと感じていたら、2パック目で《霊気烈風の古きもの》と《サヒーリの芸術》が流れてきたので青に参入。
海外の記事では専ら青の評価が低いため、青をやれることは多いです。
2パック目の中盤で赤がダダ流れだったことに一抹の不安を覚えながらも、そのまま青と緑を取ってピックは終了。
初戦の相手は対面のジェイソン・チャン。
置いた土地は山。
案の定嫌な予感は的中し、滅茶苦茶カードパワーの高い赤緑に粉砕されました。
残りの2戦はレアが暴れてくれて、ドラフトラウンドは2-1で終了。
しかし今見てみると、結構酷い構築していますね。
よく2-1できたものです。
《気宇壮大》の様な単体では何もしないカードはリスクが高いため、採用しない方がよかったですね。
当時は《抜き取り検査》とサイド後は入れ替えていましたが、《ダッカラの孔雀》や《バリスタ突撃車》のような適当なクリーチャーを入れておくべきでした。
適当なクリーチャーで盤面をグダらせてゲームを長引かせれば、デッキに入っているボムを引く確率も上がりますし、何より手札で腐る可能性のあるカードと違って下振れしにくいので安定感があります。
この構築では、うまくいけば3-0できるかもしれませんが、下手したら1-2しかねません。
2-1は絶対にできる構築にしつつ、上振れれば3-0も狙える構築をすべきでした。
気を取り直してモダンラウンド。
使用デッキはドレッジ。
事前にモダン神挑戦者決定戦をドレッジを使用して制された細川侑也選手にお話を伺い、準備万端。
様々な質問に快く答えて下さり、この場で再度お礼申し上げます。
モダンラウンド初戦の相手はGP京都の予選を勝った光永悠紀選手。
彼とは事前に練習をしていたのでバントエルドラージを使用していることを知っていて、その練習で勝ち越していたので自信はありました。
しかしメインは取るものの、サイド後《自然の要求》と《安堵の再開》2枚、《自然の要求》と発掘クリーチャーの手札をそれぞれキープしたら、一向に発掘できず負けてしまいました。
相性の良いマッチアップを落としてしまい、早くもがけっぷちに。
残り全て勝ったとしてもオポが足りなさそうなのは理解していましたが、少しでも上の順位を目指そうと気合を入れ直します。
2戦目はSCZの昂揚型。
後から聞いた話によると最新型らしいのですが、MOで調整していた際には当たらなかったので、何が飛んでくるのか分からずビクビクプレイしていました。
が、墓地対策が全く飛んでこなかったので、結果的にはこちらが2回ぶん回して勝ち。
3戦目はビデオフィーチャーでミラー。
初めてのビデオフィーチャーで初めは少し緊張しましたが、ゲームが始まってからはすぐに集中できました。
ゲーム1は相手より先にぶん回して勝ち。
少し殴り過ぎて危なくなってましたが、悪手を咎められなくて助かりました。
ゲーム2は《虚空の力線》を2枚貼られて負け。
ゲーム3も《虚空の力線》を貼られましたが、自然の要求で割った上で回して勝ちました。
相手が力線を求めてマリガンしていたせいで、他の動きが悪かったのは助かりましたね。
4戦目はジャンド。
墓地対策だけケアすれば負けることは殆どないです。
《恐血鬼》でどつき回して勝ち。
というわけでなんとか2敗には収められました。
最後は下当たりだったので、オポは低いのは分かっていましたが、一縷の望みに賭けてトップ8の発表を聞きに行きます。
最後の8人目でマイケル・ボンド選手がコールされたのを祝福しながら私のスーパーサンデーシリーズ本戦は幕を閉じました。
その日はMOXという名のゲームショップ兼レストランに行ってディナー&ドラフトパーティーをしました。
本棚の隠し扉の裏に貸切のスペースがあったり、アンヒンジド土地のシャンデリアがあったりと不思議なお店でした。
色々なボードゲームを楽しんだり、パックウォーズをやったりしていたらあっという間に帰る時間になっていました。
翌日日曜日は斎藤さんと永井さんの応援をしながら、光永さんが賞品で貰ったパックでシールド。
《領事の旗艦、スカイソブリン》や《焼却の機械巨人》などのレアが6枚も入ったら頭のおかしな強さの赤黒ができて大笑いしながら回していました。
あんなプール見たことないです。
その後、ウィザーズ本社の日本語ツアーをしてもらいました。
マジックのカード名やD&Dの用語が着いた会議室を見せて貰ったり、ウィザーズの職場環境や思想理念を聞いたりし、中々に興味深い体験ができました。
夕方頃、ついに待ちに待ったプレプレリ。
誰よりも早く霊気紛争のシールドが体験できるとあって大盛り上がり。否が応でもテンションが上がります。
《霊気海嘯の鯨》や《リシュカーの巧技》、《霊気圏の招集艇》といった新セットの強力レアが満載の青緑を組んで2-1でした。
鯨から巧技撃って6ドローしたら苦笑いされました。
それと、招集艇の搭乗コストはやっぱり軽すぎますね。
Why?と嘆かれました。ごもっともで。
その晩はよく分からん博物館へ行って、ディナー。
またしても配られるドラフトセット。大盤振る舞いです。
チームドラフトに興じるも斎藤さんに全く勝てず。
どうやらシアトルに来てからリミテッドで負けてないらしい。
この男ノリノリである。
その後は博物館の展示をぶらぶら見ていました。
途中で意味不明な脱出イベントが発生するエレベーターに日本人だけで閉じ込められるハプニングが発生するも、何とか助かり九死に一生を得る。
あの時は嫌な汗をかきました。
そうして全日程が無事終了。
後は飛行機に乗って帰るだけ、と呑気していたら搭乗直前にとんでもないニュースが飛び込んで来ました。
スタンで3枚の、そしてモダンで2枚の禁止カードが発表されて大騒ぎ。
パソコンはトランクに入れて預けてしまっていたので、MOで持っていた資産は日本に着く頃には紙屑同然に。しょぼ〜ん
今回のレポートは以上となります。
スーパーサンデーシリーズは誰もが純粋にマジックを楽しめる、マジックの楽しさを思い出せる素晴らしいイベントだったと感じています。
またこのような素晴らしいイベントが開催されることを願っています。
それでは今回はこのへんで失礼します。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
大分遅れましたが、1月初めにシアトルで開催されたスーパーサンデーシリーズの本戦に参加してきました。
今回はそのレポートになります。
大会全体としては、斎藤慎也選手が優勝、永井守選手が4位入賞されたことをご存知の方は多いと思います。
斎藤選手にはプロツアーナッシュビルの出場権利も与えられたということで、喜ばしい限りです。
かくいう私はというと、オポが足りず10位という結果で終わってしまいました。一応500$の賞金こそ手にしましたが、ドラフト、モダン共にそれなりの時間を練習に割いていたため、悔しい気持ちが大きかったです。
とはいえ得るものも多かったですし、何より非常に楽しかったため、後悔は一切ありません。
今回で同大会の開催は最後となってしまいましたが、もしまた開かれることがあれば是非参加したいと思います。
以下、詳細なレポートとなります。
非常に長い上に大したことは書いてないので、読み飛ばしてもらって結構です。
金曜日の夕方に発ち、金曜日の昼に着く便でシアトルに到着。
アメリカに行く時は時差の関係で時間が巻き戻るという不可思議な現象に遭遇します。
APCが導入された空港では入国審査がスムーズに終わるため、到着してから30分とかからずに空港の外まで出られます。
他の日本人プレイヤーを待ちながら(初めてESTAを使って渡航した際は入国に時間がかかります)、飛行機に乗っている間に公開された霊気紛争のフルスポイラーをチェックしていると何やら欠片の双子のようなコンボがあってびっくり。
最終日のプレプレリに向けてリミテ視点で目を通していると緑が結構強そうだと感じました(実際強かったです)。
日本人プレイヤー達と合流後、ホテルへ。
その後、夕方の受付時間まで少し時間があったためセーフコ・フィールドへ。
見学ツアーの時間には残念ながら間に合いませんでしたが、かなり広いチームストアで買い物をして、個人的には大満足でした。
そうこうしているうちに程良い時間となったため、会場のウィザーズ本社へ移動。
ドラフトセットを貰い、そこらへんにいる人たちとドラフト。
赤白を組んで1-1でした。
フリーのドリンクがあったり、卓球台があったり、ボードゲームがあったりとマジック以外にも至れり尽くせりでした。
夕食のピザを食べた後はホテルに戻ってロビーでチームドラフト。
途中で眠くなったので就寝。
翌日土曜日、本戦の日程がスタート。
ドラフトが3ラウンド、モダンが4ラウンドの計7ラウンドを行い、上位8名が翌日のトップ8ドラフトに進みます。
まずはカラデシュドラフト。
1パック目で緑を主張していたら、遅い順目で《ダッカラの孔雀》が2枚流れてくる展開。
青が空いていそうだと感じていたら、2パック目で《霊気烈風の古きもの》と《サヒーリの芸術》が流れてきたので青に参入。
海外の記事では専ら青の評価が低いため、青をやれることは多いです。
2パック目の中盤で赤がダダ流れだったことに一抹の不安を覚えながらも、そのまま青と緑を取ってピックは終了。
初戦の相手は対面のジェイソン・チャン。
置いた土地は山。
案の定嫌な予感は的中し、滅茶苦茶カードパワーの高い赤緑に粉砕されました。
残りの2戦はレアが暴れてくれて、ドラフトラウンドは2-1で終了。
しかし今見てみると、結構酷い構築していますね。
よく2-1できたものです。
《気宇壮大》の様な単体では何もしないカードはリスクが高いため、採用しない方がよかったですね。
当時は《抜き取り検査》とサイド後は入れ替えていましたが、《ダッカラの孔雀》や《バリスタ突撃車》のような適当なクリーチャーを入れておくべきでした。
適当なクリーチャーで盤面をグダらせてゲームを長引かせれば、デッキに入っているボムを引く確率も上がりますし、何より手札で腐る可能性のあるカードと違って下振れしにくいので安定感があります。
この構築では、うまくいけば3-0できるかもしれませんが、下手したら1-2しかねません。
2-1は絶対にできる構築にしつつ、上振れれば3-0も狙える構築をすべきでした。
気を取り直してモダンラウンド。
使用デッキはドレッジ。
事前にモダン神挑戦者決定戦をドレッジを使用して制された細川侑也選手にお話を伺い、準備万端。
様々な質問に快く答えて下さり、この場で再度お礼申し上げます。
モダンラウンド初戦の相手はGP京都の予選を勝った光永悠紀選手。
彼とは事前に練習をしていたのでバントエルドラージを使用していることを知っていて、その練習で勝ち越していたので自信はありました。
しかしメインは取るものの、サイド後《自然の要求》と《安堵の再開》2枚、《自然の要求》と発掘クリーチャーの手札をそれぞれキープしたら、一向に発掘できず負けてしまいました。
相性の良いマッチアップを落としてしまい、早くもがけっぷちに。
残り全て勝ったとしてもオポが足りなさそうなのは理解していましたが、少しでも上の順位を目指そうと気合を入れ直します。
2戦目はSCZの昂揚型。
後から聞いた話によると最新型らしいのですが、MOで調整していた際には当たらなかったので、何が飛んでくるのか分からずビクビクプレイしていました。
が、墓地対策が全く飛んでこなかったので、結果的にはこちらが2回ぶん回して勝ち。
3戦目はビデオフィーチャーでミラー。
初めてのビデオフィーチャーで初めは少し緊張しましたが、ゲームが始まってからはすぐに集中できました。
ゲーム1は相手より先にぶん回して勝ち。
少し殴り過ぎて危なくなってましたが、悪手を咎められなくて助かりました。
ゲーム2は《虚空の力線》を2枚貼られて負け。
ゲーム3も《虚空の力線》を貼られましたが、自然の要求で割った上で回して勝ちました。
相手が力線を求めてマリガンしていたせいで、他の動きが悪かったのは助かりましたね。
4戦目はジャンド。
墓地対策だけケアすれば負けることは殆どないです。
《恐血鬼》でどつき回して勝ち。
というわけでなんとか2敗には収められました。
最後は下当たりだったので、オポは低いのは分かっていましたが、一縷の望みに賭けてトップ8の発表を聞きに行きます。
最後の8人目でマイケル・ボンド選手がコールされたのを祝福しながら私のスーパーサンデーシリーズ本戦は幕を閉じました。
その日はMOXという名のゲームショップ兼レストランに行ってディナー&ドラフトパーティーをしました。
本棚の隠し扉の裏に貸切のスペースがあったり、アンヒンジド土地のシャンデリアがあったりと不思議なお店でした。
色々なボードゲームを楽しんだり、パックウォーズをやったりしていたらあっという間に帰る時間になっていました。
翌日日曜日は斎藤さんと永井さんの応援をしながら、光永さんが賞品で貰ったパックでシールド。
《領事の旗艦、スカイソブリン》や《焼却の機械巨人》などのレアが6枚も入ったら頭のおかしな強さの赤黒ができて大笑いしながら回していました。
あんなプール見たことないです。
その後、ウィザーズ本社の日本語ツアーをしてもらいました。
マジックのカード名やD&Dの用語が着いた会議室を見せて貰ったり、ウィザーズの職場環境や思想理念を聞いたりし、中々に興味深い体験ができました。
夕方頃、ついに待ちに待ったプレプレリ。
誰よりも早く霊気紛争のシールドが体験できるとあって大盛り上がり。否が応でもテンションが上がります。
《霊気海嘯の鯨》や《リシュカーの巧技》、《霊気圏の招集艇》といった新セットの強力レアが満載の青緑を組んで2-1でした。
鯨から巧技撃って6ドローしたら苦笑いされました。
それと、招集艇の搭乗コストはやっぱり軽すぎますね。
Why?と嘆かれました。ごもっともで。
その晩はよく分からん博物館へ行って、ディナー。
またしても配られるドラフトセット。大盤振る舞いです。
チームドラフトに興じるも斎藤さんに全く勝てず。
どうやらシアトルに来てからリミテッドで負けてないらしい。
この男ノリノリである。
その後は博物館の展示をぶらぶら見ていました。
途中で意味不明な脱出イベントが発生するエレベーターに日本人だけで閉じ込められるハプニングが発生するも、何とか助かり九死に一生を得る。
あの時は嫌な汗をかきました。
そうして全日程が無事終了。
後は飛行機に乗って帰るだけ、と呑気していたら搭乗直前にとんでもないニュースが飛び込んで来ました。
スタンで3枚の、そしてモダンで2枚の禁止カードが発表されて大騒ぎ。
パソコンはトランクに入れて預けてしまっていたので、MOで持っていた資産は日本に着く頃には紙屑同然に。しょぼ〜ん
今回のレポートは以上となります。
スーパーサンデーシリーズは誰もが純粋にマジックを楽しめる、マジックの楽しさを思い出せる素晴らしいイベントだったと感じています。
またこのような素晴らしいイベントが開催されることを願っています。
それでは今回はこのへんで失礼します。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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