Limited PTQ Preliminary Part2
2015年12月6日
今週2回目のPTQP。
プールの第一印象は地味、とにかく地味。
そこそこの除去にそこそこのエルドラージ、そして微妙なレア。
しかし、こういうプールで勝っていかないと先は見えてきません。
まずはプレイアブルの多い緑をメインカラーに。
この手のプールは緑多色でプール全体のパワーを終結させたいので、緑が強めなのはありがたいです。
白は《大物潰し》のタッチは確定ですが、2色目としては役不足。
赤は論ずるに値しないのでスルー。
残りは青か黒なのですが、除去が《マラキールの使い魔》まで含めると1枚多いので黒を取りましたが、これはミスだったと思います。
《完全無視》や《荒廃の一掴み》は青のどのカードよりも優先したいのですが、《マラキールの使い魔》はトークンやタフネス1の生物の多いこのデッキでは《沸き立つ大地》や《湧き上がる瘴気》への耐性が下がってしまうことから信頼性が低かったです。
今回はその問題は表面化しませんでしたが、ケアできない状況があまりにも多く、打たれたらそれだけで負けていたことでしょう。
《虚空の接触》などの小型除去の的にもなりやすく、少なくとも確定除去としてカウントすることはできません。
また、マナジャンプを3枚採用できることも黒を取った理由の一つなのですが、これも大間違い。
1枚で2マナ分の活躍が期待できるのは《墓の出産》だけで、《地下墓地の選別者》はエルドラージのサポートとしては約不足でした。
このカードが強いのは①3マナから5マナへのジャンプアップ、②2/3が強い場面でのマナ加速、③序盤の攻勢を凌ぎたい時、④出したトークンを有効活用できてなおかつ2/3が強い場面です。
①の強みはこのデッキではたいして生かせず、④も同様です。
②は2/3が役に立つターンがこの環境では極端に少ないので駄目。
となると③の理由が主な採用理由になるわけですが、これはある程度替えが利く部分なので色の選択理由にはなりえませんね。
こんだけ黒をボロクソ言っておいて、では青はどうなんだといったところですが、カウンターをエルドラージ対抗できる確定除去としてカウントするならば、確定除去が1枚に限定除去が1枚、1対2交換ができるカードが2枚と悪くない内容です。
リミテッドで8マナ以上のカードを出すためには2マナのジャンプアップかカード2枚分の働きをするカードが必要になるので、エルドラージをフィニッシャーに据えるならばこれらのカードは色の決定基準になると考えます。
《マラキールの使い魔》を確定除去としてカウントしないとなると、黒は確定除去が1枚に限定除去が1枚、1対2交換できるカードが1枚と黒の方が劣っているんですよね。
肉の質は少し下がりますが何とか穴を埋める程度にはあるので、メインは青を取るべきでした。
カウンターを確定除去としてカウントするのは少し不安がありますが、このデッキにはすでに2枚の《大物潰し》と《存在の一掃》があるのである程度カバーできます。
また、このデッキは除去の的になるような中堅生物が少なく、せっかく出したエルドラージが余った除去の的になりやすいので、それらからフィニッシャーを守れる可能性のあるカウンターの方が柔軟性があるとも言えます。
というわけで青の方が良かったということに途中で気付き、そちらにサイドチェンジすることが多かったです。
しかしそれは面だけの話で、青だとシステムに殆ど触れないという欠点もあります。
《ヴァラクートの発動者》がかなりきつく、《竜使いののけ者》なんかはお手上げです。
なのでそういう相手の時には黒に色変えをした方がいいですね。
青黒タッチ白も考えましたが、そうすると今度は肉が足りないのと、マナベースがかなりシビアなので、メインは緑ベースでいいと思います。
序盤に責められる恐れのない相手にはエスパーカラーも視野に入ります。
長くなりましたが以下が対戦レポートになります。
R1 UG
G1 2マナで止まっている相手を3→5→8とマナを加速して《軍団を破壊するもの》を出して勝ち。
G2 2、3ターン目に生物を展開され、除去でブロッカーをどかされながら殴られ続け、スクリューしているすきに《珊瑚兜の案内人》で《破滅の昇華者》がすり抜けて負け。
G3 《風乗りの巡回兵》が止まらず負け。
〇××
R2 WR
G1 末裔トークンで序盤を凌ぎ、エルドラージ連打で勝ち。
G2 ここで黒の弱点に気付き、相手が赤であることも考慮して青に変えました。
結果更地に《深海の主、キオーラ》が着地。
終始アドを稼ぎ続け勝ち。
有利な場では圧倒的ですね。
〇〇
R3 URB
G1 緑マナが出ないでもたついている間に《竜使いののけ者》が出てきて負け。
G2 上記の通り《竜使いののけ者》相手には黒で行きます。
目論見通りのけ者に除去を合わせることはできなかったものの、こちらの《軍団を破壊するもの》も対処されず、ドラゴントークンごと相手の盤面を一掃する。
《荒廃の双子》をキャストされてしまうが、片割れを《大物潰し》し、もう一方をチャンプブロックしながら《マラキールの使い魔》がチマチマ相手のライフを削り切って勝ち。
G3 相手がマナスクリューしている間にマナ加速から5ターン目に《軍団を破壊するもの》を着地させて勝ち。
×〇〇
R4 UB
G1 ギリギリのダメージレースを除去の枚数差で制して勝ち。
G2 黒から青にサイドチェンジ。
相手は後手を取ってくる。
フラッドに陥り相手の《エルドラージの壊滅させるもの》が止まらない。
しかしギリギリのところで《大物潰し》を引き込み、勝負を急いた相手の生物をシャクって大逆転。
〇〇
R5 WR
G1 軽量生物+除去+フライヤーと綺麗にビートダウンされて負け。
G2 青にサイドチェンジ。
こちらのエルドラージをことごとく除去で捌かれ、大量の飛行生物に押されて捌ききれず負け。
××
結果は3‐2。
またしてもバブル負け。
敗因は、細かなプレイのミスもありましたが、構築ミスでしょう。
原因はキオーラの過小評価。
過大評価はできませんし、すべてのデッキで色決めの基準になるほどではないものの、弱いわけではないですからね。
それでは今回はこのへんで
プールの第一印象は地味、とにかく地味。
そこそこの除去にそこそこのエルドラージ、そして微妙なレア。
しかし、こういうプールで勝っていかないと先は見えてきません。
まずはプレイアブルの多い緑をメインカラーに。
この手のプールは緑多色でプール全体のパワーを終結させたいので、緑が強めなのはありがたいです。
白は《大物潰し》のタッチは確定ですが、2色目としては役不足。
赤は論ずるに値しないのでスルー。
残りは青か黒なのですが、除去が《マラキールの使い魔》まで含めると1枚多いので黒を取りましたが、これはミスだったと思います。
《完全無視》や《荒廃の一掴み》は青のどのカードよりも優先したいのですが、《マラキールの使い魔》はトークンやタフネス1の生物の多いこのデッキでは《沸き立つ大地》や《湧き上がる瘴気》への耐性が下がってしまうことから信頼性が低かったです。
今回はその問題は表面化しませんでしたが、ケアできない状況があまりにも多く、打たれたらそれだけで負けていたことでしょう。
《虚空の接触》などの小型除去の的にもなりやすく、少なくとも確定除去としてカウントすることはできません。
また、マナジャンプを3枚採用できることも黒を取った理由の一つなのですが、これも大間違い。
1枚で2マナ分の活躍が期待できるのは《墓の出産》だけで、《地下墓地の選別者》はエルドラージのサポートとしては約不足でした。
このカードが強いのは①3マナから5マナへのジャンプアップ、②2/3が強い場面でのマナ加速、③序盤の攻勢を凌ぎたい時、④出したトークンを有効活用できてなおかつ2/3が強い場面です。
①の強みはこのデッキではたいして生かせず、④も同様です。
②は2/3が役に立つターンがこの環境では極端に少ないので駄目。
となると③の理由が主な採用理由になるわけですが、これはある程度替えが利く部分なので色の選択理由にはなりえませんね。
こんだけ黒をボロクソ言っておいて、では青はどうなんだといったところですが、カウンターをエルドラージ対抗できる確定除去としてカウントするならば、確定除去が1枚に限定除去が1枚、1対2交換ができるカードが2枚と悪くない内容です。
リミテッドで8マナ以上のカードを出すためには2マナのジャンプアップかカード2枚分の働きをするカードが必要になるので、エルドラージをフィニッシャーに据えるならばこれらのカードは色の決定基準になると考えます。
《マラキールの使い魔》を確定除去としてカウントしないとなると、黒は確定除去が1枚に限定除去が1枚、1対2交換できるカードが1枚と黒の方が劣っているんですよね。
肉の質は少し下がりますが何とか穴を埋める程度にはあるので、メインは青を取るべきでした。
カウンターを確定除去としてカウントするのは少し不安がありますが、このデッキにはすでに2枚の《大物潰し》と《存在の一掃》があるのである程度カバーできます。
また、このデッキは除去の的になるような中堅生物が少なく、せっかく出したエルドラージが余った除去の的になりやすいので、それらからフィニッシャーを守れる可能性のあるカウンターの方が柔軟性があるとも言えます。
というわけで青の方が良かったということに途中で気付き、そちらにサイドチェンジすることが多かったです。
しかしそれは面だけの話で、青だとシステムに殆ど触れないという欠点もあります。
《ヴァラクートの発動者》がかなりきつく、《竜使いののけ者》なんかはお手上げです。
なのでそういう相手の時には黒に色変えをした方がいいですね。
青黒タッチ白も考えましたが、そうすると今度は肉が足りないのと、マナベースがかなりシビアなので、メインは緑ベースでいいと思います。
序盤に責められる恐れのない相手にはエスパーカラーも視野に入ります。
長くなりましたが以下が対戦レポートになります。
R1 UG
G1 2マナで止まっている相手を3→5→8とマナを加速して《軍団を破壊するもの》を出して勝ち。
G2 2、3ターン目に生物を展開され、除去でブロッカーをどかされながら殴られ続け、スクリューしているすきに《珊瑚兜の案内人》で《破滅の昇華者》がすり抜けて負け。
G3 《風乗りの巡回兵》が止まらず負け。
〇××
R2 WR
G1 末裔トークンで序盤を凌ぎ、エルドラージ連打で勝ち。
G2 ここで黒の弱点に気付き、相手が赤であることも考慮して青に変えました。
結果更地に《深海の主、キオーラ》が着地。
終始アドを稼ぎ続け勝ち。
有利な場では圧倒的ですね。
〇〇
R3 URB
G1 緑マナが出ないでもたついている間に《竜使いののけ者》が出てきて負け。
G2 上記の通り《竜使いののけ者》相手には黒で行きます。
目論見通りのけ者に除去を合わせることはできなかったものの、こちらの《軍団を破壊するもの》も対処されず、ドラゴントークンごと相手の盤面を一掃する。
《荒廃の双子》をキャストされてしまうが、片割れを《大物潰し》し、もう一方をチャンプブロックしながら《マラキールの使い魔》がチマチマ相手のライフを削り切って勝ち。
G3 相手がマナスクリューしている間にマナ加速から5ターン目に《軍団を破壊するもの》を着地させて勝ち。
×〇〇
R4 UB
G1 ギリギリのダメージレースを除去の枚数差で制して勝ち。
G2 黒から青にサイドチェンジ。
相手は後手を取ってくる。
フラッドに陥り相手の《エルドラージの壊滅させるもの》が止まらない。
しかしギリギリのところで《大物潰し》を引き込み、勝負を急いた相手の生物をシャクって大逆転。
〇〇
R5 WR
G1 軽量生物+除去+フライヤーと綺麗にビートダウンされて負け。
G2 青にサイドチェンジ。
こちらのエルドラージをことごとく除去で捌かれ、大量の飛行生物に押されて捌ききれず負け。
××
結果は3‐2。
またしてもバブル負け。
敗因は、細かなプレイのミスもありましたが、構築ミスでしょう。
原因はキオーラの過小評価。
過大評価はできませんし、すべてのデッキで色決めの基準になるほどではないものの、弱いわけではないですからね。
それでは今回はこのへんで
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